キッチン掃除はダスター(雑巾)で拭いたり、スポンジで磨いたりするのが一般的です。今回の記事では、この2つの掃除道具の役割を1つでこなしてくれて、洗剤入らずで脅威のパワーを発揮してくれる、カインズオリジナル商品の「使い捨てマイクロファイバークロス」をご紹介します。
この商品、その名のごとくボックスティッシュのような形状の紙箱に、使い捨てのマイクロファイバークロスが20枚入っています。価格は20枚入りで税込398円、1枚あたり約20円とお財布にも優しいのが嬉しいですよね。使い捨てなので、洗濯の手間もなくなり、清潔さや衛生面での不安も解消できて、いいとこ尽くしです。(※2024年4月時点の価格)
そして何より、掃除道具としての完成度が高いんです。細かな繊維でできた毛足が長めのパイル生地を使った柔らかな質感の生地は、狭い場所まで入り込み、優しく汚れを掻き出します。
1枚あたりのサイズは縦横ともに22cmと、手のひらよりひとまわり大きめで取り回ししやすい大きさです。実際に我が家のキッチンをピカピカに掃除してみましたので、ご確認ください。
超極細繊維のマイクロファイバー素材を使用したクロスで、油汚れを簡単に落とせるので、油汚れに強く、高い吸水性・速乾性があり、集塵力に優れるため、車磨きや、メガネ拭き、モニター、スマホの清掃など、幅広く使用されています。
スマホやパソコンのモニターを磨くのにもオススメ
カインズオリジナル「使い捨てマイクロファイバークロス」は、ティッシュ感覚でサッと取り出せる使い捨てタイプで、乾拭き、水拭きのどちらでも使用できます。カラーバリエーションも豊富で、ホワイト・ピンク・パープル・グレー・ネイビーの5色展開。場所別に使い分けたり、インテリアに合わせたカラーを選ぶなど、自由な使い方が可能です。
こちら我が家のキッチンです。この日のために2週間ほどキッチンの掃除をお休みし「コッテリ汚れた状態」になっております。
1枚のマイクロファイバークロスと、洗剤を使わずにピカピカに拭き上げたいと思います。掃除する部位は、比較的汚れが少ない部分から、だんだん汚れのひどい場所へ順を追って進めていきました。
マイクロファイバークロスが乾いた状態から掃除をスタート。まずは食器を拭きました。マイクロファイバーは吸水力が高いのでお皿に残った水滴もあっという間に拭き上げます。
ティータオルなど薄手のコットンクロスだと、お皿拭きの最後の方はクロスがビチョビチョで「お皿を拭いてるのか、水分を伸ばしているのかわからんなぁ」みたいなこともありますが、マイクロファイバークロスは最後の1枚を拭いた時点でもまだサラッとした触り心地でした。
マイクロファイバークロスの生地アップ。毛足長めのパイルが隙間に入り込んで汚れを掻き出してくれます
2番目はコンロ上に飾っているフィギュアを拭きました(普通のお家ではあまりキッチンにフィギュアを飾ることはないと思いますが……)。月イチペースで掃除しているのですが、キッチンまわりは油がはねるため、油膜にホコリがついてベタベタしてしまいがちです。
マイクロファイバークロスは柔らかく、毛足が長いパイル生地なので、フィギュアの脇の部分など細かいところまで楽々入り込みます。洗剤をつけなくても油汚れを落としてくれるので、優しく撫でるように拭くだけでツルツルになりました。
3番目は冷蔵庫を掃除します。ここで初めてマイクロファイバークロスを濡らしました。フィギュアを拭いてクロスについてしまったホコリを落とす意味もあります。
ざっと水洗いして固く絞ると、速乾性があるため、洗濯機で脱水した後のような状態で使用できます。ここからは、マイクロファイバークロスの汚れが気になってきたら、水洗いをくり返して使用しています。
まずは冷蔵庫内部から。食材を取り出してからっぽにしてマイクロファイバークロスで拭いていきます。マイクロファイバークロスは汚れを絡めとる繊維構造になっているので、洗剤を使わなくてもOK。
面倒臭い二度拭きが不必要なのも魅力です。こびりついた汚れも、何度もマイクロファイバークロスを往復させるとだんだん小さくなっていきますよ。
そして、冷蔵庫の外側へ。油膜にホコリがへばりついてベトベトしていたり、手で触れる部分は手垢の汚れがついていたりと、よく見ると結構汚れています。
水洗いして固く絞ったマイクロファイバークロスを往復させながら、拭き上げていきます。汚れが気になる部分はこするように拭くとキレイになりました。
流し台下のオープンラックや、レンジフード、タイル壁も、雑巾掛けと同じ方法で、マイクロファイバークロスで水拭きしました。もちろんこちらも洗剤なしで、二度拭きいらずです。
シミ汚れが目立つオープンラックも、ホコリが積もったクマのかき氷器も、水拭きだけでキレイになりました
掃除してみて感じたコツは、マイクロファイバークロスにホコリが絡みついて、水洗いしても取れにくいため、大きなホコリはざっくり手で取ってから、すすぎ洗いすると時短になります。
4番目は水栓金具を磨きます。背中を洗うゴシゴシタオルの要領で、マイクロファイバークロスのはじっこをもって小刻みに往復させると、ビッシリついた水垢のウロコ汚れはピカピカになりました。覗き込むと自分の顔が蛇口に映り込むほどです。
マイクロファイバークロスで磨いた水栓金具の、ビフォーアフターがこちら
ここからが汚れの本丸です。油汚れでギトギトのコンロも洗剤なしの水拭きオンリーで拭きました。手に力を込めてマイクロファイバークロスをすべらせると、油汚れに強い洗剤をつけてスポンジで磨くのと同じぐらいにするすると、油汚れが落ちていきます。洗剤なしでこんなにキレイになるとはびっくりです。
何度も往復させると、こびりついた汚れが薄くなっていくのがわかります。10年近く使い続けているガスコンロのため、汚れが焼きついてしまっている部分はどうしようもありませんが、ここ数年で一番ピカピカになりました。
油汚れも、洗剤なしのマイクロファイバークロスで落とせます。一拭きでここまでキレイ
ラストは流し台です。2週間磨いていない間に、水垢と油汚れ、ヌメヌメタイプのカビ汚れの相乗効果で全体的にくすみ&黄ばみが目立つ、目をそらしたくなるような状態になっています。普段は研磨剤入りの洗剤を使用して磨いているのですが、今回は水で濡らしたマイクロファイバークロスで挑みました。
シンク全体をざっと拭き上げてヌメリを落としてから、再度水洗いし直して、固く絞ったマイクロファイバークロスを使って磨いていきます。細かくクロスを前後させると、こびりついたウロコ汚れが薄くなっていきます。イメージとしては、メラミンスポンジで磨いているような感覚です。
小傷だらけのシンクのため、ピカピカとまではいきませんが、手で直接触れても嫌悪感がないぐらいにスッキリ衛生的なシンクに仕上がりました。
最後に調理台全体を拭き上げて、キッチン掃除終了です。びっくりしたのが、洗剤で落ちなかった汚れがマイクロファイバークロスで落ちたこと。
諦めていた、ガスコンロのゴム脚がこすれてついた汚れ。なんとマイクロファイバークロスでキレイになりました
ガスコンロの脚部分のゴムがタイルにこすれて、黒いシミよごれができてしまい、洗剤をつけたスポンジでこすっても汚れが落ちなかったので諦めていたのですが、マイクロファイバークロスで往復しながら磨くようにこすると、スルッと落ちました。こんなこともあるのね……。
キッチンに1枚常備しておけば、普段は食器拭き、汚れが気になる部分が出てきたら拭き掃除用のダスターとして使うなど、オールマイティに使えそうです。洗剤もいらなければ洗濯もいらない、掃除の面倒ごとをはしょってくれるので、忙しい人や面倒くさがりな人にオススメです。何が最高って、汚れたら捨てられるのが気楽で最高!
1枚でキッチン全部を掃除できました。大満足の使い切りで、このままゴミ箱へ
カラーバリエーションも豊富なので、清潔感を重視したい場合はホワイト、汚れを目立たせたくない場合はネイビーなど、自分のライフスタイルに合った色を選べるのも嬉しいですよね。
最後に、実際に使って感じた「使い捨てマイクロファイバークロス」を箇条書きにして終わります。
ダスター(雑巾)で拭き掃除をした際は、水道水と台所用洗剤でざっと洗ってから、洗濯機にかけるという二度手間洗濯が必要です。「使い捨てマイクロファイバークロス」は、使い終わったら捨てるので、洗濯の手間がかかりません。
使い捨てを前提にした商品ですが、タフなので食器拭きとして使う場合は、洗濯して繰り返し使えそうです
たとえ丁寧に洗濯しても、ダスターは新品同様にはなりません。汚れは落ち切らず、ニオイや菌の繁殖も気になります。「使い捨てマイクロファイバークロス」は使い捨てなので、毎回清潔な状態で使うことができます。菌や汚れがたまる心配がありません。
スマホや家電製品、フィギュアや電池を使ったおもちゃなどの水に濡らしたくないものは乾拭き、壁や床、ガラスや鏡などしっかり磨きたい場所は水拭きと、2WAYで活躍します。吸水力が高いので食器拭きのクロスにしてもいい感じでした。
裾は切りっぱなしのピンキング。ここがほつれてきたら捨て時です
ティッシュボックスのような箱に入っているので、置き場所に困らず、持ち運びも簡単です。ティッシュのようにサッと引き出して取り出せるので、使うまでのハードルも下がります。
サイズも小ぶりで折り畳まずにそのまま拭き掃除ができます。質感も柔らかいので凸凹にもフィットしやすく、毛足が長めなので細部に入り込んで汚れを掻き出してくれます。
油汚れに強いので洗剤を使用しなくても、壁や冷蔵庫の油膜汚れを落とせます。洗剤で掃除した際は、洗剤を落とすために仕上げに水拭きが必要ですが、「使い捨てマイクロファイバークロス」ならその手間が短縮できます。
柔らかい質感のタオルながら、びっくりするほど油汚れに強くて、グイグイ汚れを落としてくれました
ダスターなどで拭き掃除をすると繊維が抜けて細かな毛が残ったりしますが、「使い捨てマイクロファイバークロスは、抜け毛が少ないので、拭き上げの仕上がりがキレイです。
さまざまな用途で使用できるのに、1枚あたり約20円という価格はとにかく魅力的だなと感じました。ちなみに、使い捨てと書いてありますが、かなりしっかりしているので(端の処理は切りっぱなしではありますが)、汚れが少ない時は洗濯機で洗って再利用すれば、さらに経済的です。
もともとマイクロファイバークロスは、掃除のプロにも愛用される人気の掃除アイテムではあったのですが、使い捨てという手軽さ、税込398円手頃さ、ティッシュボックスタイプの箱で製品化してことによる、収納のしやすさや、持ち運びやすさなど至れり尽くせりです。
「使い捨てマイクロファイバークロス」を一家に一箱常備すれば、掃除のハードルをうんと下げてくれそうです。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※時期や店舗によって価格が変わる場合がございます。
※効果は使用環境や使用状況により異なります。