友人夫婦が引っ越しをした。うお~、めでたい!お祝いしたいぜ!
…と思ったが、40歳もとうに過ぎているのに引っ越し祝いなんて贈ったことがない。何を、いくらくらいのものを贈れば良いんだろう?
そんなのネットで検索すれば最大公約数的な答えはすぐに得られる。しかし、それじゃ嫌なんだ。友人には「ああ、この人は必死に考えてこれを選んだんだな」と思ってもらいたいじゃないか。
食器セット、高級な肉、カタログギフト…。あらゆる候補が浮かんでは消えていく。「分かったぞ!」。静かに私はカインズのオンラインショップを開いた。購入したのは防災バッグである。
「引っ越しおめでとう!」。今回お祝いする田口めんたいこさんと松澤茂信さん夫婦
貰って嬉しい物ってなんだろう?それは「絶対に必要なのに重い腰が上がらずなかなか自分では買わないもの」ではないか?
では友人とはなんだろう?それは「困難な時にこそ助けてくれる人」ではないか?では今の時代、誰もが想定すべき困難な状況とは?それは災害であろう。
そういった思考過程を経て、防災グッズがたくさん詰まったリュックに行きついた。
東京都内の私の家、そしておふたりの新居も、ハザードマップで見ると洪水や建物倒壊リスクが割と高い地域であることも決め手となった
「実際、どうです?」とストレートに聞いてみた。
ふたりとも「凄く嬉しいですよ!」と言ってくれた。良かった~