年間を通して楽しめるセントポーリアは、アフリカスミレという別名と肉厚な葉を持つ植物で、花言葉は「小さな愛」です。
東アフリカ原産のセントポーリアは、1891年頃ドイツ人のヴァルター・フォン・セントポール=イレールが発見し、彼の名前から「セントポーリア」と名づけられました。日本に来たのは1970年代の後半ごろです。
では、実際にセントポーリアの育て方を解説していきます。
植え付け、植え替えは6月ごろが適しています。セントポーリアは極端な暑さ寒さを苦手とするので、一年中花を楽しむためには、18〜25℃前後の室内に置いておきましょう。
セントポーリアは窓辺など、明るい場所を好みますが、直射日光は苦手です。レースのカーテン越しになるような場所に置きましょう。
セントポーリアの葉は表面に毛が生えていますので、葉に水をかけてしまうと染み込まず、葉の表面に残ってしまいます。
葉に水が残った状態で日に当たると、水がレンズの役割をして葉が焼けてしまうことがあります。
ですから、水やりをするときは葉にかからないよう、株元へ注ぎましょう。
室内で育てていると葉の上にホコリが溜まってしまいますので、気がついたら葉を痛めないよう優しく拭き取ってあげましょう。花や葉が傷つくとそこから傷んでしまうので、丁寧に扱うことが大切です。また、枯れた花や痛んだ葉を見つけたらこまめに取り除きましょう。
Q.セントポーリアを育てる際に気を付けるべき病気や害虫などはありますか?
A.ときどき、灰色かび病にかかることがあります。咲き終わった花がらや散った花びらはこまめに取り除きましょう。
害虫としては、アブラムシやホコリダニが発生することがあります。風通しのよい場所で、肥料を与えすぎないよう気をつけましょう。特に、ホコリダニは新芽を縮ませてしまうので見つけ次第殺虫剤を散布して駆除しましょう。
Q.セントポーリアの増やし方は?
A.セントポーリアの増やし方には、「葉挿し」と「挿し芽」の2つの方法があります。
Q.セントポーリアを植える土はどのようなものがいいですか?
A.セントポーリアは水はけと水もちのよい土を好みますので、バーミキュライト・ビーナスライト(パーライト)・ピートモスを6:2:2の割合で混ぜ、ケイ酸塩白土の粉とカキ殻片(小)を少しずつ混ぜます。専用の培養土を使うのも良いでしょう。室内で栽培するため、においのない清潔な土を使います。
セントポーリアは暑さにも寒さにも弱いので、18〜25℃くらいの室内で育てましょう。一年中花が見られるので、葉の上にホコリが溜まったら優しく拭き取ります。