キンギョソウは鮮やかな色彩で、春の賑やかさを感じさせてくれる花です。甘い香りと、金魚が口を開けて泳いでいるようなふっくらとした花が特徴で、花言葉は「清純な心」です。
では、実際にキンギョソウの育て方について解説していきます。
晩秋から初夏にかけて、苗や鉢花が出回ります。植え付けは3〜4月、または10〜11月にしましょう。
キンギョソウは高温や乾燥、寒さにも強く、よく育つ植物です。
真夏は直射日光が当たらない明るい日陰へ移動し、株を休ませてあげましょう。
キンギョソウは多湿を嫌うので、土の表面がよく乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりをします。
キンギョソウには、水はけのよい土が適しています。
小粒の赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜて緩効性肥料を加えた土や、市販の草花用培養土を使用します。
キンギョソウは多湿以外にも、濃すぎる肥料にも弱い植物です。通常の植物よりもやや薄めの肥料を与えましょう。
花の咲いている時期は、追肥として月に1回程度、固形肥料を少量与えるとよいでしょう。
キンギョソウを育てるときには、以下のようなことを知っておきましょう。
Q.キンギョソウを育てる際に気を付けるべき害虫や病気などはありますか?
A.アブラムシが生育期間中を通じて、春から秋頃にかけて発生します。他にも灰色かび病、立枯病などに気をつけましょう。
混みすぎや多湿の場合、花がらや枯れ葉などにカビが生える「灰色かび病」になりやすいので、花がらをこまめに摘み取ったり、切り戻しや枝すかしをしたりして日照を確保しましょう。
タネまきから育苗中は、全体がしおれて枯れてしまう「立枯病」など、土壌に存在する病害に注意が必要です。
Q.キンギョソウを育てる際の管理温度はどのくらいが適していますか?
A.10〜25℃くらいが適温です。高温にはある程度耐えられますが、多湿を嫌うので夏の管理には特に注意しましょう。
キンギョソウは高温にはある程度耐えられますが、多湿を嫌いますので夏場の管理には十分注意が必要です。逆に乾燥や寒さには強いので、水やりに気をつけながら育てましょう。