二重テグス結び(ダブル・フィッシャーマンズ・ノット)は、2本のロープを繋ぎ合わせる結び方。「テグス結び」の強度を上げた結びで、ほどきにくいですが、しっかり結べて頼りになる結びです。ただし、結び方を間違えると結び目が揃わず強度を保てないため、この機会にしっかりマスターしましょう。
摩擦が強く、ほどけにくいため、釣り糸(テグス)などの滑りやすい材質のものをつなぐ時には最適です。また、ロープに高い信頼性が求められるクライミングなどで重宝される結び方でもあります。 キャンプでは長さが足りないロープを繋ぎ合わせ、木に固定するなど、あらゆるシーンで活躍してくれるのが二重テグス結びです。
ここでは分かりやすく、赤と、しま模様の2本のロープを使って説明しましょう。まずは2本のロープを、交差させます。
赤いロープの先端で、しま模様のロープを下から巻き込んで、輪を作りましょう。
戻した先端で、もう一つ輪を作ります。
赤の先端を、2つの輪の中に通しましょう。
結び目をしっかり締めておきます。
次に、しま模様の先端で、赤を下から巻き込んで、輪を作ります。
戻した先端で、もう一つ輪を作ります。
しま模様のロープの先端を、2つの輪の中に通しましょう。
しま模様を引いてしっかり締めます。
2本のロープの結び目を、左右に引いて…完成です!しっかりした強度の二重テグス結びができました。
登山やクライミングなど、高い信頼性を必要とされる場面で多用される二重テグス結び。皆さんもぜひ、ご活用くださいね。