どれだけ掃除してもなんとなく部屋がおしゃれにならないことってないですか。
うちはあります、ほぼずっとそうです。
考えた末、電源タップが原因だということに気づきました。これ、かなり有効な情報なのでみなさんもまねしてみてください。
毎日片付けをして掃除機をかけているんだけど、なんとなく散らかっているしおしゃれじゃない、そんな家はないだろうか。
それは我が家のことです
そんな家に住むあなたは、むしゃくしゃして引っ越しを考える前に、電源タップに目を付けてもらいたい。
電源タップってだいたいこんな感じですよね
いくら掃除をしても電源タップは床に転がっている。いつも使うから仕方がないこととはいえ、これでは部屋が片付くわけがないのだ。
猫とかけて電源タップと解く、そのこころは、年中床に転がっている
猫は自分の意思でどいてくれるが、電源タップは一生転がったままだ。
いつかテレビで芸能人の人が、電源タップとかケーブルが嫌いで、家じゅうの家電をとにかくワイヤレスにしている、という話をしていた。
うちでは無理だな、と思いつつ、その気持ちはすごくわかる。電源タップとかケーブルって、片づけようがないわりに、しゃれっ気のない姿をしているので、他になにをやっても生活感がぬぐい切れないのだ。
うちは人前に出る芸能人の家ではないからワイヤレスに徹するまでのやる気はないし、そうなるともう一生電源タップが転がったままの人生なのだろう。いいよもう、たまに踏んで痛くても耐えるよ、とあきらめていたのだけれど、ある日カインズに行ったら電源タップの概念を覆すような商品が売られていたのだ。
それがこちら「スチールタップ」である。
これ、なんだかわかりますか
電源タップなんです
超かっこよくないですか。金属製で重厚感があります
なにこのかっこよさ。金属製のボディは冷たく鈍く光っていて、ゴルゴ13が持つ武器みたいだ。カメラでいうところの「ブラックペイント」である。使い込むにつれて角の地金が見えてきて、さらにカッコよくなるのだろう。
かっこいいのは本体だけではない、壁に刺すコンセント部分もクールだ。
こうだったのが
こうなります。クール
USBの刺し口もある。電源を入れると作動するのも制御盤っぽくてかっこいいし、見た目だけでなく、過電流が流れるとオフになるブレーカーを搭載していて質実剛健
本体そのもののカッコよさもさることながら、これが床に転がっている佇まいの良さがもう抜群なので見てほしい。
この佇まいよ
思わずアナログの時計とか置きたくなるくらいのカッコよさ
さっきまで横で転がっていた猫も興味深々である
ここで一つ余興をかねて、カインズのかっこいい電源タップに似合う充電器選手権を執り行いたい。
なにを隠そう僕はカメラのキタムラ中古品コーナーか、と思うくらいのカメラを所有しており、おかげで現存するほぼすべてのメーカーの充電器が家にあるのだ。どうだ引くだろう。
というわけでカインズのかっこいい電源タップに最も似合う、デジカメの充電器選手権を開催したい。エントリーはSONY、Leica、シグマ、富士フィルム、Nikon、Canonの6台だ。
まずはSONYから。実にコンパクトにまとまった充電器で、自分のタップ以外の刺し口を隠すことがなく、かっこいい充電タップに刺した時のバランスも見事である。もうこれを一位にしてもいいんじゃないかと、しばらく見惚れた。
すばらしい収まり具合である。
もうお気づきかと思うが、この選手権の審判は僕であり、基準は完全に僕の主観である。世の中にはこういうことで興奮できる人もいるんだな、程度にご覧ください。
次にLeica。このメーカーはとにかくいろんなものが高くて、僕は一度この充電器だけをどこかになくしてしまい、軽い気持ちで買いに行ったら25000円くらいして気絶しそうになったことがある。
それはともかく、Leicaの充電器は電源ケーブルで接続するタイプなので、これは持ち運びの面倒くささを度外視すると、他の刺し口を塞がないという点で非常にポイントが高い。直線を基調にしたシャープな印象の充電器がカインズのかっこいい電源タップにもよくマッチしている。
深い黒と直線のカッコよさが電源タップと共通
カメラが小型ならば充電器も小型になる。このシグマの充電器はかなり古いモデルだが、主張のない小ぶりでシンプルなスタイルがカインズのかっこいい電源タップによく映える。
これはシグマのデジカメについていたやつなのだけれど、バッテリーが共通なリコーのカメラにも使えるのも多様性の時代にぴったりだ。
刺した時のまとまりは抜群だが、電源タップとは表面の色と仕上げが少しだけ違うのが惜しい
ここからは大きなカメラについてくる大きな充電器をいくつか紹介したい。まずは富士フィルムから。
独り占めである
他の刺し口を完全に塞ぐ傍若無人ぶりである。富士フィルムはメーカーとしてはユーザーに非常に優しい印象があるのだけれど、その反動からか、充電器においては非常に態度がでかい。
ただしこれはでかいカメラの充電器だからかもしれない。富士フィルムの小型のカメラを持っている人はぜひ反論してください。
インカ帝国のピラミッドにも通じる原始的な安定感がある
ただこれは刺し方によっては他の刺し口を生かすこともできるので、富士フィルムの肩を持つわけではないが、そこんとこもいちおう報告しておきたい。
こうして刺せば他の口を生かすことも可能
次はNikon。こちらも実に堂々とした充電器である。
刺し口のすべてを完全に制圧
ずらすことで他の口を生かせるのは富士フィルム同様
Nikonの充電器はバッテリーを充電器本体の中に完全に収納できるので、そういう点で奥ゆかしさというか、態度はでかいが実はみんなのことをいつも心に留めています、みたいな雰囲気があり、憎めない存在である。
そしてCanon。こちらもやはりでかい。
Nikonにくらべてバッテリーが上に乗るタイプなので、富士フィルム同様インカ帝国のピラミッドを彷彿とさせる
ずらして刺すとUSBポートをもう一つ生かせそうに見えて、刺そうとすると充電器と干渉してやはり刺せない。あと1ミリ小さければ、という中途半端な思いやりを感じる
どうだろうか。個人的にはSONYの充電器が最もこのカインズのかっこいい電源タップに映えていたように思う。
しかし差し替えながら写真を撮って行くうち、どれもそれぞれにカッコよさがあるように思えてきてしまった。コンパクトさには美学があり、大きさには迫力がある。たぶん読者の誰もがどうでもいいと思っていると思うので、ここは独断で全員優勝、ということにしておきたい。
カインズにはかっこいい電源タップの他に、かっこいいウォールタップも売られていた。
家電とは思えないカッコよさ。所ジョージさんとこのかと思った
パッケージから刺し口が飛び出しているのも切り詰めた感じがしてカッコいい
こちらの商品は壁のコンセントに直接刺すタイプである。これにより、電源タップを床に転がしておかなくてよくなる。
刺し口が二つなのは少し物足りないかなと思ったのだが
なんと両サイドにそれぞれ刺し口があるので、合計四口である。十分すぎる
こちらは床に転がしておく必要がないので、カッコよさより便利さが際立ちました
こちらはカッコよさよりも単純に便利だった。買ってから一度出張に持って行ったのだけれど、複数台のカメラを一気に充電できて非常に気持ちがよかった。
正直いままで電源タップになんて意識を向けたことがなかった。刺し口が多い方が便利そうだな、くらいの気持ちで、それが床に転がっていようが、もう仕方がないことだと思って見て見ぬふりをしてきたのだ。
カインズのかっこいい電源タップはそんな僕たちのあきらめに正面から挑み、見事に解決してくれた。おかげでいま、我が家は最高にかっこいい状態です。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。