猫の爪切りがうまくいかず、悩んだことはありませんか。
爪切りが嫌いなうちの猫との試行錯誤の末、新たに『エヴァリス 猫爪切り用目隠しうるうる』と『カインズオリジナル 猫用 カーブ爪きり』を使って挑戦してみました。これまでの爪切りと比べてどんな変化があったのか、詳しくレポートしていきます!
愛猫・だんだんとこだぬき(左から)
我が家には2匹の猫がいます。白黒のハチワレの子の名は「だんだん」、キジトラの子の名は「こだぬき」です。生後4ヶ月の頃に保護された2匹をお迎えし、4年の月日が経ちました。
お迎えしてからすぐに我が家でくつろいでくれるようになった2匹なのですが…….唯一の悩みの種が、爪切りです。
こだぬきは撫でながらゴロゴロさせておけば、すんなり切らせてくれます。でも、問題なのはだんだん。手を持とうとするとギュッと力を入れて引っ込めてしまい、毎回切れても1本程度…。
爪切りを持っただけで勘づいて隠れてしまうことさえあります。そうなると、大好物のおやつでも手なずけられません。
洗濯ネットに入れると落ち着くという話を聞き、何度か試しましたが、逆効果でした。保護されたときや病院の嫌な記憶と重なってしまうようで、洗濯ネットも持って近づいただけで逃げ回る始末。
そんなこんなで、切れるときにちょっとだけ切る。1本切れただけでもよしとする…….と半ば諦めて過ごしていたのですが、先日、だんだんの爪がクッションに引っかかって取れなくなっているところを発見。
だんだん引っかかったことにパニックになっているのか、焦ってぐいぐい引っ張ります。これでもし爪が折れて怪我でもしてしまったらどうしよう…….。
今回は私が家にいたので取るお手伝いができましたが、もし留守中に起きたら…と思うと心配です。
何か対策を打たねばと思いながら、なかなか糸口が見つかりませんでした。
そもそもなぜ猫は爪切りが必要なのでしょう。実は、外で生活する猫は木に登ったり獲物を捕まえたりすることで自然に爪が研げてしまうため、爪切りは不要なのだとか。しかし、お家で暮らす猫は爪切りをしてあげないと、どんどん伸びてしまいます。
伸びすぎた爪はいろんなトラブルの元になりかねません。少し調べてみると、何かに引っかかって爪が折れてしまい出血したり、その傷口から感染症を起こすなんて危険性も…….。また、猫の爪はかなり先が鋭いので、伸びすぎると肉球に刺さるというトラブルも。
家具やカーペット、カーテンを傷つけてしまうのはもちろん、飼い主さんにケガをさせてしまう可能性もあります。爪切りは人と猫が安心して一緒に暮らすために必要不可欠と言ってもいいでしょう。
ちなみに「爪とぎ」と「爪切り」は異なるものなのだそう。爪とぎの役割は外側の古い層の爪をはがし、新しい尖った爪にすること。つまり、いくら爪とぎをしても爪は尖ったままなのです。
病院でお願いする手もありますが、うちの子たちは病院が大の苦手。この子たちがシニアになっていくことを考えても、飼い主が爪切りに慣れておくことや、自分の子たちに合ったやり方を見出しておくことは大事だと思い、良い方法を探していました。
そこでカインズで見つけたのが『エヴァリス 猫爪切り用目隠しうるうる』と『カインズオリジナル 猫用 カーブ爪きり』。
シュールな見た目の「猫爪切り用目隠し」は裏がマジックテープになっており、鼻は隠さずに猫に目隠しをすることができるアイテム。洗濯ネットでは落ち着かないうちの子でも、タオルで視界を遮ってあげると落ち着くことがあったので、これは使えそう。
猫はもともと暗い場所や狭い場所が好きな動物で、何か不安を感じるとどこかに隠れ安心しようとする習性があります。特にだんだんは我が家で一番の狭い場所好き。
以前病院でも、「目を覆い視界が遮られると隠れている気になるんですよ」と教えてもらったことがあるので、全身隠れてなくても案外目が隠れるだけで安心するのでは? と期待がありました。
「猫用 カーブ爪きり」は先端が上方向へ持ち上がっているめずらしい形をした爪切りです。これまでは平坦な爪切りを使っていたので、この角度でどれくらい爪切りが楽になるのか、気になるところです!
いつも通りクッションの上でくつろいでいる様子を見計らって、チャレンジ開始!
「猫爪切り用目隠し」を付けるのはとっても簡単。落ち着いているときに後ろからカポっと被せて、マジックテープで固定します。
急に視界が遮られるので「暴れちゃうかな...」と心配していたのですが、案外ゴロゴロしたまま落ち着いています。見た目はかなりシュールですが(笑)
我が家の猫は大丈夫でしたが、いきなり視界を遮ると驚いてしまう猫ちゃんもいると思います。まずは、タオルを軽くかけて様子を見るなど、その猫ちゃんに合った嫌がらない方法を探しましょう。
※猫の視界を覆うと落ち着くこともありますが、逆に暴れる場合もあります。周囲にぶつからないように様子を見ながら、猫の安全を確保した状態で行いましょう。
ここからが時間の勝負!
猫の爪はとても細く小さく、色も半透明なので「見えにくい」という難しさがあります。その上、血管が通っているところまで切ってしまうと出血する可能性があるため、切る際は案外緊張するもの…….。
※猫の性格や状態によっては、急に動くこともあります。刃物を扱う際は、しっかりと体を支えて猫を安全に保定し、お互いのケガを防ぎましょう。
でも、先端が上方向へ持ち上がっている爪切りは、刃先が見やすくコントロールしやすい! ラバーグリップが付いているから、しっかりホールドできて、焦らずゆっくり切るのに役立ちます。
※猫の首元を強く押さえないよう注意が必要です。また、体をしっかりと固定できていない状態では、暴れた際に猫にも人にも負担がかかります。撮影時は安全に配慮していますが、ご家庭で行う際は十分ご注意ください。
うまい位置に刃先を持って来れずにモタモタしていると猫が逃げてしまうので、この持ちやすさは重要ポイント! スパッと切れるのも◎
一度に全部の爪を切ることはできませんでしたが、なんと片足コンプリート達成! 今までの「1本切れたらラッキー」から考えると、上々な結果です。
最初は落ち着いていましたが、時間が経つと目隠しの存在に気づいてしまい外そうとし始めたので、今日はこの辺で終了!
終わったあとは「がんばったね」とたくさん撫でたり、お気に入りのおやつをあげたりして、良い経験として覚えてもらうことが大切です。「爪切り=嫌なこと」ではなく「してもらったら、良いことがある」と学習しやすくなると言われているようです。
我が家で悪戦苦闘してきた爪切りですが、今日のチャレンジを通じて、だんだんは目を隠すと落ち着いて過ごしてくれることがわかりました。
だんだんのように洗濯ネットに嫌なイメージがついてしまっている子には、「猫爪切り用目隠し」はとてもおすすめ。顔だけなら全身囲われるよりもマシだと感じる子もいるかもしれませんし、もし嫌がられても「猫爪切り用目隠し」ならすぐに外してあげることができます。
爪切りももし古いものを使っていて切れ味が悪くなっているのであれば、思い切って新調してみるのはどうでしょう。猫の爪切りは時間勝負なので、手元が見えやすくスパッと切れる「猫用 カーブ爪きり」は飼い主さんの味方になってくれることでしょう。
爪切りは大変だけど、猫との大切なコミュニケーションの時間。もっと愛猫の性格や好き・嫌いを知って、爪切りをマスターしていきたいです。
※猫の性格によっては、目隠しを嫌がる場合があります。無理に使用せず、猫の様子を見ながら慎重にお試しください。
※長時間の拘束は猫にストレスを与える可能性があります。短時間で終わらせ、少しずつ慣れさせることを心がけましょう。
※爪切りが難しい場合は、無理をせず獣医師やトリマーに相談することをおすすめします。
※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。