モミの木について

モミの木の育て方とは? モミの木について

クリスマスツリーとして世界中の人々から愛されているモミの木は、日本が原産の品種もあり、家庭で気軽に育てることができます。常緑、高木の針葉樹で、暑さに弱く寒さに強い性質があります。花言葉はまっすぐに伸びる特徴から「誠実」「正直」と付けられています。

モミの木を育てる際に必要な物

モミの木の育て方

モミの木の栽培ポイント

では、実際にモミの木の育て方を解説していきます。

モミの木の栽培カレンダー

モミの木の育て方とは? モミの木の栽培カレンダー

モミの木は黄色い花を4月~6月に咲かせます。肥料はあまり必要とせず、芽が出る3月頃に化成肥料を与えるだけで良いでしょう。

モミの木を育てる場所の選び方

モミの木の育て方とは? モミの木を育てる場所の選び方

モミの木は日本の本州~南の地域などに自生しています。日当たりと風通しの良い場所を好む性質がありますが、西日が苦手で葉焼けや枝が枯れてしまうことがあるため、遮光などの対策が必要です。また、枝葉が壁などにふれると、その部分が枯れたようになってしまうため、広いスペースに置くようにしましょう。

モミの木の水やりのコツ

モミの木の育て方とは? モミの木の水やりのコツ

モミの木は乾燥によって根が枯れてしまうことがあるため、水やりは土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと与えます。1年を通して水切れを起こさないように、土の状態をよく観察するようにしましょう。特に夏場は水切れに注意し、蒸れを防ぐために朝や夕方などの涼しい時間帯に水やりをするのがポイントです。

モミの木の植え替え

モミの木の育て方とは? モミの木の植え替え

モミの木は45m程の背丈の大木に成長します。同じ鉢のままで育てると根詰まりを起こしたり突然枯れてしまうこともあるため、植え替えは必ず行うようにしましょう。真夏以外であれば時期を選ばず植え替えが可能です。一回りもしくは二回り大きい鉢へ植え替えをするか、庭に植え付けるようにしましょう。

モミの木の育て方について知っておきたいQ&A

Q.モミの木を育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?

A.モミの木は丈夫なため、病害虫の心配はありません。ただし、水切れや多湿などで枯れてしまうことがあるため、管理には注意が必要です。また、夏の暑さで苗が弱ってしまい、葉の色が薄くなることがあります。その場合は液肥を与えてみたり、大きな鉢に植え変えるなどして様子をみましょう。

Q.モミの木に適している土は?

A.モミの木の根は乾燥すると枯れてしまうため、土はある程度保湿性のある土がおすすめです。市販の花用の培養土か、自作する場合は赤玉土7~8、腐葉土2~3の割合で混ぜて1〜2週間ほど寝かせた土がいいでしょう。地植えする場合は土の水はけを良くするために腐葉土をたっぷりと混ぜておき、水はけと日当たりの良い場所に植え付けをします。

Q.モミの木の剪定方法は?

A.モミの木は成長が鈍くなる10月~3月に剪定し、長く伸びた枝や内側に反り返して枯れた枝などを根元から切り落とします。また、風通しを良くするために枝葉が込み合っている部分も根元から切り落としましょう。モミの木は苗木としてすでに大きいサイズのものが流通していますが、あまり大きくしたくない場合は庭植えではなく鉢植えで長さを抑えながら育てるのがおすすめです。

まとめ

モミの木は世界中で愛されている針葉樹です。日当たりと風通しが良い場所で、直射日光に注意しながら広い場所で育てるようにしましょう。葉を長く楽しむことができるモミの木を、ぜひ家庭で育ててみてはいかがでしょうか。

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