緋牡丹について

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹について

緋牡丹は球状のサボテンで、幹全体が鮮やかな赤色をしています。葉緑素(植物が水と二酸化炭素から酸素と栄養を作るための部分)を持たないので、単体での生育ができません。そのため、他のサボテンを台木とし、その先端に接ぎ木して育てます。別名をキャンドルサボテンとも言い、原産地はパラグアイで、花言葉は「燃える心」「情熱」です。真っ赤な幹の色に相応しい花言葉ですね。

緋牡丹を育てる際に必要な物

緋牡丹の育て方

では、緋牡丹の育て方を詳しく見ていきましょう。

緋牡丹の株の選び方

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹の株の選び方

形や色が良く、元気な株を選びましょう。接ぎ木部分がしっかりしていて、土に苔がなく、鉢と株のバランスが取れているものがおすすめです。

緋牡丹を育てる場所の選び方

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹を育てる場所の選び方1

生育方法は一般的なサボテンとほぼ同じで、水やりの他に特別な手入れは必要ありません。

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹を育てる場所の選び方2

基本的には日当たりが大好きな植物なので、できるだけ日に当てて育てましょう。

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹を育てる場所の選び方3

しかし、夏は直射日光を避け、日当たりと風通しが良く雨の当たらない場所に置きましょう。本体はある程度の暑さ・寒さには耐えられますが、冬場は室内で生育します。

緋牡丹の水やりのコツ

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹の水やりのコツ1

水やりは控えめにしましょう。生育期の春から秋は、土が完全に乾いてからたっぷり水を与えるようにします。

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹の水やりのコツ2

冬場はさらに控えめにしますが、完全に断水すると枯れてしまうので、月に1回ほど土を湿らす程度に水やりをしましょう。

緋牡丹に適した土の種類

緋牡丹の育て方とは? 緋牡丹に適した土の種類

水はけの良い土を使用します。ホームセンターや園芸店などで買える、サボテン用の土が便利です

緋牡丹の育て方について知っておきたいQ&A

Q.緋牡丹を育てる際に、気を付けるべき害虫などはありますか?

A.緋牡丹にはカイガラムシが発生することがあります。カイガラムシは成虫になると薬品が効きにくくなってしまうので、見つけたらすぐに駆除しましょう。

Q.緋牡丹は植え替えが必要ですか?

A.1~2年に一度、根詰まりを解消するため台木ごと植え替えましょう。植え替える前には数週間断水し、土中を乾燥させます。その後、根についた土を崩して古い根を除去し、日陰で乾燥させた後、新しい土に植えましょう。春か秋に植え替えるのがおすすめです。水やりは新しい土に植え替えた後、1週間経過したら始めてください。

Q.緋牡丹の増やし方を教えてください。

A.緋牡丹はその性質上、基本的に繁殖しません。入手した株を楽しむための種なので、その点を踏まえて育てましょう。

まとめ

緋牡丹は単独で生育できない性質上、長く育てることはできませんが、逆に大きくなりすぎることもありません。ぜひ、好みの鉢や容器に入れてインテリアとして楽しみましょう。

緋牡丹の育て方を動画で見る

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