ガーデンヘッジトリマーとは、植木や生垣など、庭に生える植物を美しく整えるためにカットする工具のことです。「生垣バリカン(植木バリカン)」などとも呼ばれます。
ガーデンヘッジトリマーを使った生垣の手入れに必要なものは、以下の通りです。
また、必須ではありませんが、作業用手袋やスプレー式潤滑油があると便利です。
初めに、生垣の刈り込む範囲を決めましょう。秋の常緑の生垣の刈り込みは寒くなる前(10月下旬〜11月上旬ごろまで)に行うのがよいとされています。刈り込みした後の切り口は植物自身が自力で治癒します。気温が下がり過ぎてから行うと自然治癒力が落ちてしまい、植物の生命力を奪ってしまいます。植物自体の自然治癒力、そして景観を保つためにも、寒くなる前に刈り込みましょう。
今回は、電動ガーデンヘッジトリマーを使った生垣の手入れ法を紹介します。小さな部分を刈り込むガーデン用ハサミや、草を集めるためのほうき、袋も用意します。
ガーデンヘッジトリマーの組み立ては作業用手袋をしたうえで、取扱い説明書を参考にしながら行います。延長コードを準備しておけば、広い範囲の刈り込みも可能です。
ガーデンヘッジトリマーの準備が整ったら、いよいよ刈り込みです。コードにつまずかないよう注意しながら、生垣の上部を水平に刈り込んで行きます。
同じ高さに揃えるため、ロープなどを張って目印にしておくと、きれいに刈り込めます。ガーデンヘッジトリマーはトリマーの刃先を少し下げるようにしながら動作を扱います。
1mの距離を3〜4秒で進むのを目安に刈り込みます。急いで刈り込むと、高さが歪んでしまうので注意しましょう。
ガーデンヘッジトリマーのブレード(刃)に枝や金属などを巻き込んでしまったときは、すぐにスイッチを切り、巻き込んだものを取り除きます。
垂直部分を刈り込むときは、下から上に刈り込みます。
作業を始めて1時間ごとに、ガーデンヘッジトリマーのブレード部分に潤滑油(機械油、スプレー式の潤滑油)をさします。
刈り込んだ枝や葉は、ガーデンクリーナーや竹ぼうきを使って集めます。
このとき、ビニール袋では集めた枝などが邪魔をして穴を開けてしまいます。大きく口が広がった丈夫な収草袋を使うと、とても便利です。全体を清掃し終わったら作業は完了です。
Q.電動のガーデンヘッジトリマーにはどんな種類がありますか?
A.電動のガーデンヘッジトリマーには、AC電源式と充電式の2種類があります。AC電源式は、電源が確保できる範囲内であれば、連続稼働時間の制限なく何時間でも作業を行えます。一方、充電式は電源コードが不要なので、電源が確保しにくい場所でも作業ができます。使う環境に応じて選択してください。
Q.ガーデンヘッジトリマーの刈幅はどのくらいですか?
A.ガーデンヘッジトリマーの刈幅は、100mmくらいから700mmくらいまで幅広く作られています。刈幅が大きくなるほど一度に刈れる範囲が広くなるので効率は上がりますが、その分、トリマー自体が重くなるので動かすのに手間がかかります。
Q.ガーデンヘッジトリマーの刃は何種類くらいありますか?
A.ガーデンヘッジトリマーの刃には、各メーカーによって標準刃(特殊コーティング刃)・高級刃・超高級刃などの種類があります。
ガーデンヘッジトリマーを使えば、植木や生垣などを美しく整えられます。自分で手軽に庭の手入れをしたい場合には、ぜひ使ってみてください。