このオレンジ色の昭和感が漂うちょっとダサ…いえ、レトロなパッケージを見たことありますか?
最近SNSでも話題になっている「アイラップ」といって、ラップのように使えるマチ付きのポリ袋です。使ってみた主婦たちは、その神レベルの使い勝手に虜になるんだとか。
「え、よくあるただのポリ袋じゃん。」と思ったあなた。わかりますよ、私も使ってみるまではそう思っていました。…でもこのアイラップ、ただものじゃない!
パッケージにもある通り、冷蔵・冷凍・湯煎・電子レンジ…何でもできちゃう万能なポリ袋なんです! 約マイナス30℃~120℃まで対応出来ちゃうという守備範囲の広さ! 普通のポリ袋だと、100℃以上耐えられませんよね。
また、カインズのオンラインショップでは、通常のアイラップに加え、写真左の白いパッケージのアイラップも売っています。
こちらは「エンボス加工」がされているタイプのもので、袋に細かい凹凸がついています。この凹凸があることで箱から取り出しやすく、袋を開きやすくなっているんです。
…と言っても、通常のオレンジパッケージのアイラップでも十分使いやすいんですけどね。耐熱温度や使い方など機能面に変わりはないので、両方試してみて好きな方を使ってみてください。
今回はこのアイラップの実力を伝えるべく、色々な調理を試して、そのポテンシャルの高さをお見せしましょう!
まずは電子レンジで使ってみました。
ブロッコリーを洗って小さく切ってアイラップに投入。そのまま電子レンジで3分ほどチンをするだけで…
見事にほくほくに蒸された温野菜に変身!
野菜を茹でるとビタミンや栄養がお湯の中に流れてしまう…なんて話もよく聞きますが、これなら栄養たっぷりのブロッコリーが食べられるし、何よりお湯を沸かす手間も省けて一石二鳥です。
「アイラップ」で検索するとたくさん出てくるのが、サラダチキンや蒸し鶏、鶏ハムなど、鶏肉を使ったレシピです。我が家でもダイエット中の夫用に、普段からアイラップを使ってサラダチキンを作っています。
作り方は超簡単。スーパーで買った激安ムネ肉(常温に戻す)にフォークを使って穴を開け、料理酒と塩・砂糖と一緒にアイラップに入れるだけ。
30分〜1時間かけて味を染み込ませたら、沸騰したお湯に投入します。再沸騰させたら約7分弱火で茹で、火を止めてフタをしてまたまた30分ほど放置。
しっかり火は通っていますが、とってもジューシーで柔らかいサラダチキンの完成です! ネットで調べてみると、数分茹でて一晩放置…というレシピもありました。
茹で時間や放置時間はお好みのようですが、アイラップを袋のまま茹でちゃってOKということは証明されましたよね!
※この記事ではうっかりミスをしていますが、鍋底に耐熱皿を敷くのをお忘れないようお願いいたします。
湯煎ができるアイラップ、なんとお米も炊けちゃいます!
アイラップにお米とお水(1合に対して水の量は約180cc)を入れて中火で20〜30分ほど熱して炊飯します。炊き上がったらお湯から出して10分蒸らせば完成!
この通り、しっかりと炊けていますよ!
米の硬さに多少のムラは出た部分もありますが、炊飯器で炊いたお米と遜色ない白ご飯が出来ました!
災害時に電気が使えなくなっても、アイラップとガスコンロがあれば炊き立てのご飯が食べられる…。アイラップ、なんて偉大なんだろう。
せっかく温かいご飯ができたので、ついでにアイラップに出汁入りの味噌・乾燥わかめ・ネギ・水を入れてお味噌汁も作ってみました。
アイラップ4枚で作ったアイラップご飯の完成です。
湯煎やレンチンが袋のままできるという魅力はもちろん、なんといっても鍋や炊飯釜を洗う手間が省けたことがありがたい!
やたら袋ばかり鍋で茹でている私をみて不安そうにしていた夫も、「これ全部袋で作ったの? なんかよくわからないけどすげーな!」と絶賛していました。
さて、今回初めて挑戦してみたオムレツ。
アイラップの中に卵・牛乳・塩・ブラックペッパーを入れて手で揉みながら混ぜ合わせるだけで下準備はOK。ボウルも泡立て器も菜箸も使いません!
後は沸騰したお湯で10分ほど加熱するだけ。途中で浮いてきてしまったので、トングを使ってひっくり返したりしながら全体に火が通るように調整します。
お皿に盛りつければ完成!
フライパンだと焦げて茶色っぽくなっちゃうことも多いですが、色むらもない綺麗な黄色。まるでホテルの朝食ビュッフェに出てきそうなふわトロのオムレツが出来ちゃいましたよ!
「オムレツ上手は料理上手、料理上手は愛情上手♪」と歌う森高千里もアイラップを使ってるんではないか…と懐かしい歌とどうでも良い妄想をしながら美味しくいただきました。
袋に入れるだけで簡単に料理ができて且つ洗い物も減るなんて…。アイラップ、控え目に言って最高だわ!
アイラップの魅力といえば、袋に入れたまま湯煎ができるので、さまざまな料理で大活躍してくれるところ。手間がかかると敬遠してしまうローストビーフだって、アイラップがあれば楽ちんです。
冷蔵庫から出して常温に戻したもも肉の塊に、塩胡椒をまぶして味付けをしていきます。 チューブにんにくもたっぷり肉に塗り込みました!
フライパンで焦げ目がつくまで肉の表面を焼いていきます。 すべての面をしっかりと焼き目がつくようにトングを使って焼くのがおすすめです!
ここでアイラップ登場! 食品用ラップをでグルグル巻きにしたお肉をアイラップの中に入れます。通常ここでアルミホイルを巻くことが多いですが、アイラップなら袋に入れるだけで楽ちんですよね。
そのまま沸騰したお湯で約3分、お湯を止めて15〜20分ほど放置します。 鍋から取り出して少し冷ましてからカットすれば…
見事なピンク色! 超簡単に柔らかくて激うまなローストビーフが作れちゃいました!
以前アルミホイルを巻いて作ったときは、鍋から取り出したときに隙間から肉汁がこぼれてしまったのですが、アイラップは袋になっているので肉汁が外にこぼれる心配もなく、安心して作れました。
アイラップフリークの私が次におすすめしたいレシピは、フレンチトーストです。 アイラップの中に卵を割り入れて牛乳と砂糖を入れて卵液を作ったら…
その中にカットした食パンを投入! ボウルも使わないし、洗い物が出ないんですよー! とここまでは通常の工程なのですが、ポイントはこのアイラップに入れた食パンを冷蔵庫で一晩寝かせることです。
翌朝、アイラップを開くと…ひたひただった卵液が消えました! アイラップに入れて寝かすことで、とにかくパンによく卵液が染み込むんです。
ボウルやトレーにパンを入れただけではここまで染み込まないし、卵液が余ってしまうこともありますもんね。 そしてバターを敷いたフライパンで焼いたフレンチトーストがこちら…
もう何よりパンが柔らかくてふわっふわ! 何の変哲もない普通の食パンでも、高級食パンのような食感になり、とても幸せなモーニングを味わうことができます。 寝る前に仕込んでおけば、翌朝起きるのが楽しみになりますよ。
フレンチトーストと同じ材料を使えば、アイラップ1枚で簡単にプリンも作れちゃいます。 まずはボウルに3つの材料を入れてよく混ぜます。
アイラップを広げたら、その中にザルでこした卵液を入れていきます。
空気が入らないようにしっかりと袋を結んで、鍋に投入!
あとは鍋を沸騰させて5分くらい湯煎をしたら、火を止めて15分くらい放置します。
ちょっと固まってきたのわかります?
この辺は加減を見ながら湯煎の時間を調整してください。 お湯から出して、冷ましたらそのまま冷蔵庫へ。しっかりと冷やしましょう。
冷えて固まったらアイラップから出して盛り付けます。ついでに余った砂糖で作ったカラメルソースもかけてみれば…アイラッププリンの完成です。 見た目こそ悪いですが、味は紛れもないプリン! 優しい甘さがいいですし、小さいお子様にもおすすめですよ。
このように、アイラップレシピの可能性は無限大! みなさんもオリジナルのアイラップレシピに挑戦してみてくださいね。
マイナス30℃まで耐冷できるアイラップは食材を冷凍するのにぴったりです!
傷んでしまいやすい野菜や果物などをカットして冷凍保存する人は多いと思いますが、アイラップを使えば「パラパラのまま冷凍できる」と今ネットで話題になっています。
その噂が本物なのかを試すために、「キャベツ」「アボカド」「バナナ」「ネギ」「玉ねぎ(みじん切り)」「玉ねぎ(くし切り)」のカット野菜たちをそれぞれアイラップに入れて冷凍保存してみます。
そしてもう1つ! ピザ用チーズです。
1回に使う量が限られているし、気がついたら消費期限切れ…なんてことよくありますよね。でも、保存容器などで冷凍すると固まっちゃうピザ用チーズ。アイラップで冷凍保存すればどうでしょうか…?
冷凍庫に入れて丸1日経過しました。
さぁ、どれだけパラパラに保存ができたのか、1つずつ開けてチェックしていきましょう。
キャベツ ◎
ざく切りしたキャベツです。お見事! パラパラのまま保存されています。このまま焼きそばや炒め物に使えそうですね。
アボカド ◯
スライスしたアボカドは、一部だけくっついてしまいました。少し溶け始めたら自然とくっついていた部分も離れてきたので、まぁ◯とします。
バナナ ◎
アボカドと同じように柔らかいので少し心配でしたが…バナナはくっつかずに保存されていました。このままヨーグルトに入れて食べると美味しいですよね。色は少し黒ずんでしまいますが、暑い時期はすぐ痛むからアイラップでの冷凍保存おすすめです!
ネギ ◎
ネギはきれいにパラパラになっていました! 薬味として使いたいときにいちいち少量を切る手間が省けるし、冷凍ネギは役立ちそう!
玉ねぎ(みじん切り) ×
玉ねぎ(くし切り) ◎
玉ねぎのみじん切りはまるで石のように巨大な塊と貸してしまいました…。恐らく包丁で切ったみじん切りだったら大丈夫だったのですが、今回みじん切り器でかなり細かくしたので、そのときに出た水分によってくっついてしまったようですね。 くし切りの方は問題なくパラパラでした!
ちなみにみじん切りも少し時間が経って溶けてくれば、アイラップの上から手で溶かしながら細かく粉砕できました!
水分が多いとやはりくっつきやすくなりそうなので、冷凍の際は野菜の水分をしっかり取ってから袋に入れることをおすすめいたします。
そして何よりも感動したのがこのピザ用のチーズ。めちゃくちゃパラッパラです! 何なら買った時よりもパラッパラです!
アイラップを使ったパラパラ冷凍、ぜひお試しくださいね!
さて、アイラップ以外にも便利な袋はたくさんあります。その代表といえば、某ジップ◯ックを始め、一家に一つは必ずあるであろう保存バッグ。食品を冷蔵・冷凍する時にはかかせないですよね。
我が家では、コスパの良いカインズの保存バッグ2種類を普段からリピート中。安いのに厚みや耐久性もしっかりあってめちゃくちゃおすすめです!
逆さにしてもギュッと押しても絶対にこぼれない! 密閉性が高いダブルジッパー式の保存バッグは、茹で卵をめんつゆにつけて味玉を作るときや余った味噌汁を入れたり、液状のものを入れるときに使っています。
スッと簡単にしめられるジッパータイプの保存バッグは、こんな感じでマチが付いているんです。野菜や果物などボリュームがあるものを入れても自立して立ってくれるので、スペースを上手に使えるところがお気に入り。
保存バッグを使えば、食品を鮮度を保ちながら保存できるし、冷凍庫や冷蔵庫の中もスッキリ整頓できるというのは常識。
ただし、保存バッグの活用法はこれだけじゃありません! 日常生活の中でも大活躍してくれるんです。ここからは私が普段から実践する保存バッグの活用方法をご紹介いたします。
スマホの充電器をはじめ、マスク、除菌シートやアルコール消毒液…。コロナになってから持ち運ぶものが増えましたよね。そんなお出かけのときにも使えるのが保存バッグ!
こんな風に持ち運ぶものを用途別に入れることで…
ジャングル状態だった私のカバンの中がとってもスッキリしました!
透明だから中に何が入っているかもすぐにわかるし、しっかり密閉されているのでカバンの中で充電器やマスクが汚れたり濡れちゃう心配もありません。消毒液のフタが開いたままでこぼれちゃった…なんてことがあっても、これならカバンも汚れませんね。
普段から持ち歩く折り畳み傘も保存バッグに入れています。
一度使ってビショビショになった折り畳み傘をもう一度カバンにしまうの、抵抗ありますよね。付属のカバーってあまり防水されていないし濡れるとしまいづらいし…。保存バッグなら畳まなくてもサッとしまえてパッと取り出せるのでズボラな私にもぴったり! これから訪れる梅雨の季節、必須です!
そして同じく雨の日やレジャーの時にカバンに入れておきたいのがタオル。
ハンドタオルだとちょっと小さいからスポーツタオルを持ち歩きたいけどかさばるなぁ…なんてときも保存バッグはおすすめ!
密閉する時に少し隙間を開けて空気を抜けば、こんなに薄くなっちゃいます! カバンにスッと入るし、使ったタオルが汚れたり濡れてもこの中にしまえるので安心です。
領収書やレシートなど、お金の管理をする時にも保存バッグは便利!
個人事業主は確定申告後も領収書は7年間保存しないといけないという面倒くさいルールがあるので…万が一濡れたり破れたりしないように保存バッグに入れることをおすすめいたします。
最後に、めちゃくちゃ使えるのが料理をする時!
「あれ、この次調味料何入れればいいんだっけ…」スマホで調べたいけど手が濡れていたり汚れていたり…ってことよくありませんか?
そもそもスマホってトイレより汚いって話も聞くし、料理の途中に直接触るのってあまり良くないですよね。そんな時にスマホを保存バッグに入れておけば、ビニールの上から操作ができてスマホも手も汚れず一石二鳥です!
去年の7月から全国で始まったレジ袋の有料化。最近はマイバッグを持ち歩くクセもついてほとんどレジ袋をもらわない生活になりました。
でも、だからこそ気づいちゃったんです。ゴミ袋として使ったり、白菜とかキャベツとかポリ袋に入らない大きい野菜を入れたり…これまでどれだけ無料のレジ袋に助けられていたのか!
じゃあわざわざ1枚5円とか払って買うかと聞かれるとそれはもったいないし…とケチな私が見つけたのが、この超大量のレジ袋。
10Lのサイズが100枚入って248円(税込)、1枚あたり約2.5円でとにかく安い!
安い袋って薄くてペラペラな印象ですが、このレジ袋は丈夫で中もあまり透けないし、しかもちゃんと環境に優しいバイオマスマーク付きなので心置きなく使うことができます。
ちょうどいい感じのレジ袋ケースがあったので合わせて買ってみました。
必要な時にシュッと取りやすいし、見た目もシンプルでいい感じですよね。
同じくコスパ最強シリーズでいくと、こちらのポリ袋もおすすめ。220枚も入って198円(税込)。1枚あたり約0.9円と言う破格です。
ティッシュ感覚でサッと取り出せるのが便利だし、これだけ大量のリンゴを入れても破れることなく使えました。安いのにとっても優秀!
料理をするとき、お出かけするとき、収納や片付けをするとき…どんな時にも私たち主婦の近くにある袋たち。
「結婚には大切な3つの袋があります。『堪忍袋』『給料袋』『お袋』…。」なんてかつて結婚式で流行ったスピーチがありますが、本当に大切な3つの袋は『ポリ袋』『保存袋(保存バッグ)』『レジ袋』ではないでしょうか? おあとがよろしいようで。
今回紹介した袋の商品情報はこちらでチェック!
「アイラップ」
「ダブルジッパー式 冷凍保存用バッグ ミニ 20枚入」
「スライダー付保存用バッグ ミニ マチ付き 15枚入」
「バイオマスレジ袋 No.30 乳白色 100枚入 VRB3018」
「ポップアップポリ袋 Mサイズ 220枚入」