収納の基本は、必要なものが取り出しやすくなるように工夫することです。シンク下の収納では、料理を作りながら行ったり来たりしないですむように、動線を意識したうえで置く場所を決めましょう。例えば、野菜炒めをスムーズに作れるのが理想です。
上のイラストのように、キッチンを3つのゾーンに分けて考えてみましょう。食材を洗ったり鍋に水を溜めたりする「水のゾーン」、食材を切ったり調味料を混ぜたりする「調理ゾーン」、コンロがあり食材を加熱する「火のゾーン」です。
野菜を洗うザルやボウルなど、水に関するものを収納します。味噌汁などを作る時に使う片手鍋も、水を入れてから使うことが多いのでこちらに入れます。
野菜の皮を剥くピーラーや洗剤類も流し場で使うので、こちらに収納しておくと便利です。
野菜を切ったり下味をつけたりする場所なので、包丁やまな板、トング、下味用の調味料などを収納します。
ラップやペーパー類もこちらに収納すると便利です。
フライパンや油など、火に関するものを収納します。鍋や蒸し器など、食材を入れてから調理するものを入れましょう。
以下の4つのポイントを意識すると、シンク下の収納はさらに使いやすく便利になります。
1. 製菓用品セットなど、同時に使用するものはまとめて置きましょう。
2. フックを使って、扉の裏を有効活用すると便利です。
3. フライパンなどの平たいものは、ブックスタンドを使って立てかけておくと取り出しやすくなります。
4. 天ぷら鍋と油は一緒に保管しましょう。
シンク下の収納を考えるときに大事なのは、水・調理・火の3つのゾーンに分けて考えることです。アイテムごとに、どのゾーンでよく使うかを考えながら収納しましょう。