おうち時間が長くなって、ラグマットやカーペット、絨毯の汚れが気になってきたという方も増えているのではないでしょうか。大きなラグはどう洗濯したらいいか分からないし、クリーニングに出すと高くなりそうだなと心配になってしまいますよね。
この記事ではラグを自宅て洗濯する方法についてご紹介します。
インテリアとしてや衝撃吸収、断熱効果などに良いラグ。敷きっぱなしの時間も長くなればなるほどゴミが貯まっていきます。見た目はきれいに見えても、食べかすやホコリ、汗や皮脂による汚れ、髪の毛、砂などさまざまなゴミや汚れが蓄積しているかも。こうした蓄積汚れはダニやカビの原因となり、アレルギーや気管支炎を引き起こす可能性もあります。
まずはおうちにあるラグが自宅で洗濯できるかを確認してみましょう。
お使いのラグが洗濯できるかを確認します。洗濯ができるかどうかはラグについている洗濯表示のタグを見てみましょう。タグではなく、ラベルで貼り付けられている場合や付属の取扱説明書に記載されている場合もあります。
海外製の絨毯などで洗濯表示が付いていない場合には、購入したお店やメーカーなどに確認してみてくださいね。
洗濯ができないラグの場合には、日ごろからよくブラシや掃除機で汚れを取り除き、固く絞った雑巾で水拭きをしてからきれいなタオルで乾拭きすると良いでしょう。
洗濯表示記号で、洗濯機の使用や手洗いについてのものは上記の通りです。洗濯液の温度については洗濯するものの素材によって異なります。水洗いのマークにバツ印が無ければ洗濯機か手洗いで洗うことができるということです。
洗濯機で洗えるという表示のあるラグでも、ラグのサイズとお使いの洗濯機の容量が足りているかも確認が必要です。無理やり押し込んでしまうと、汚れが落ちなかったり洗濯機の故障の原因にもなるので注意してください。
【洗濯機の容量の目安】
お使いの洗濯機の容量が小さい場合には手洗いするか、コインランドリーに持って行って洗濯すると良いでしょう。
ラグの洗濯頻度については明確な決まりがあるわけではありません。季節の変わり目や汚れが気になった時など、自分の洗いたいタイミングでOKです。
しかし、ほおっておくほどゴミやホコリが蓄積しますので、1~2か月に一度や、4~6か月に一度といったように定期的にお手入れをするようにしておきましょう。 季節でラグを入れ替える場合には、保管する前に洗えるものは洗い、洗えないものもしっかりゴミや汚れを落としておいたり、クリーニング店に持っていくなど、きれいにしておいてくださいね。
お使いのラグが洗えるかどうか確認したら、さっそく洗ってみましょう!
まずは洗濯機で洗う場合についてです。洗濯機を使えば好きな時に洗えて、洗いから脱水まで自動で出来て嬉しいですよね。クリーニングに出すよりもお金がかからないのもポイントです。
しかし、ラグのサイズによってはお使いの洗濯機には入らない場合もありますので、事前に確かめておくことを忘れずに!
ラグを洗濯機で洗う手順は以下の通りです。
ラグを洗濯機で洗うときの注意点としては以下のポイントをチェックしてください。
ラグが洗濯機に入らない時や、手洗いのみ可能な場合にはお風呂の浴槽を使って踏み洗いすると良いでしょう。
洗濯機では水流を使って衣類がこすれ合って摩擦が起きることで汚れを落としますが、踏み洗いでは足で踏みつけることで生地から汚れを浮かび上がらせるように洗います。洗濯機で洗うよりも傷みにくいのがポイント。
すすぎや脱水に手間はかかりますが、ラグの傷みが気になるという方はお風呂で洗うのがおすすめです。
ラグをお風呂で洗う手順は以下の通りです。
ラグをお風呂で洗うときの注意点は以下の通りです。
ここからはラグの洗濯時におすすめのアイテムをご紹介します。
特殊素材のブラシでラグに絡みついた毛や奥に入り込んだホコリなどもしっかりからめとってくれます。洗濯前の処理や日ごろのお手入れにもおすすめ。
ゴム素材なので、水洗いできますよ。
日ごろのお手入れや洗濯前など使用頻度が高いカーペットクリーナー。こちらはケースがないので、サッと取り出せて収納もラクなのがポイントです。見た目もおしゃれなので、生活感を感じさせないのが嬉しいですね。
カーペットクリーナーのスペアテープです。らせん状にカットされているからめくりやすく、切らずにスッとはがせます。
酵素パワーで漂白も消臭もできる粉末タイプの洗剤です。ぬるま湯で使用するとより効果を発揮して、頑固な汚れを取り除いてくれます。ラグ以外にも、食器や衣類など様々なところで使えますよ。
3帖相当のラグやシングルの掛ふとんがすっぽりと入る大きいサイズの洗濯ネットです。洗濯槽を傷つけにくいようにファスナーカバーも付いています。
狭いベランダにも置きやすいスリムな物干しです。布団やラグも干せる強度と耐久性があり、2本の竿で風通しの良い干し方ができます。
アルミ製で軽く、コンパクトに収納もできるので、ベランダにも室内干しにも便利に使えます。
ラグの洗濯が終わったら、次は乾かす作業になります。厚手で大きいラグを乾かすには多少時間がかかります。水分を含んでいるからずっしりと重くなっていて、干すのも一苦労です。少し大変な作業ではありますが、正しい方法で乾かさないと、痛みや変色などのトラブルにもつながります。
ラグの乾かし方については洗濯表示をよく確認しておきましょう。乾燥機については、手早く乾いて便利ですが、ラグによって使えるものと使えないものがあるので、必ずチェックするようにしてくださいね。
干し方についてですが、「つり干し」とはハンガーなどにかけて干す通常の干し方で、「平干し」は平らな状態にして干す方法です。2本線で表示されている「ぬれ干し」は、脱水をせず濡れた状態で干す方法のことで、素材の風合いを活かすためにぬれ干しが推奨される場合もありあます。陰干しについてもマークで記載されているので、覚えておきましょう。
ラグはタオルなどに比べると厚みもあって大きいので、乾くまでに時間がかかります。脱水後にペタっと毛が倒れている場合には、スケルトンブラシなどで毛を立ててあげると、乾きも早く仕上がりもふわっと柔らかくなりますよ。
また、干し方に工夫をすることで早くきれいに乾かすこともできます。以下の乾かし方を参考にしてみてくださいね。
物干し竿2本を使う干し方です。ラグを竿2本の上にかけ、横から見て「M」の形になるように2本の竿の間をへこませるようにして干します。この形にすることで、風の通りがよくなって乾きが早くなります。
物干し竿1本で干す場合には、物干し竿に数本のハンガーをかけて、その上にラグをのせて干します。すると横から見て「A」のような形になって、ラグの裏側にも風の通り道ができます。
洗濯後に乾燥機を使って乾かすことができるかについては洗濯表示を確認しておきましょう。
乾燥機が使えるものの場合でも、低温なら使えるなど制限がある場合もあります。お使いの乾燥機やコインランドリーの乾燥機などがカーペットの乾燥に対応しているかを確認後に使用してくださいね。
しかし、熱に弱い素材や滑り止めなどが付いているラグは傷んでしまう可能性も高いので、あまり乾燥機の使用はおすすめしません。可能な限りベランダなどで干せるようにしておくと安心です。
天日干しは直接日光が当たってよく乾きますが、素材によっては色あせや傷みの原因にもなります。洗濯表示では陰干しのマークもありますので、表示をよく見ておいてくださいね。
陰干しが向いている素材は次のような素材です。
ウールや綿などの天然素材を使用したものや、耐久性に優れたナイロンのラグなどは多く流通しています。色柄のあるラグも日光が当たったところだけ変色してしまっては見た目も悪くなりますので気を付けてくださいね。
陰干しをする際には、直射日光が当たらない場所で、裏返して干すようにしましょう。どうしても日光が当たってしまう場所であれば、バスタオルやシーツなどで覆うようにすればOKです。
今回は正しいラグの洗い方について詳しく解説しました。 毎日生活する場所にあるラグは、きれいにして安心で快適な空間にしたいですね。 また、お気に入りのラグを長く使うためにも正しい洗い方や干し方を覚えておくことは大切。
汚れが気になってきたときや、季節の変わり目など、定期的にラグを洗っていつでも清潔にしておきましょう。