男結びは、ロープ同士を繋ぐ結び方です。強度が強く、結びやすくて解けにくいのが特徴。造園では、雪囲いや竹垣を結束するときなどによく使われます。
男結びは、別名「いぼ結び」とも呼ばれています。
男結びの名前の由来は、着物の帯の結び方にあるといわれています。
結び上がりが貝の口のように見えることから、通称「貝の口」とも呼ばれる結び方で、男性の帯結びでもっとも一般的な結び方です。コツさえ掴めば簡単に結ぶことができます。
ここでは分かりやすいように、赤と白のロープを使って説明します。まずは、白のロープで輪を作ります。この時、先端が本体の上になるようにしましょう。
できた白の輪の上から、赤のロープの先端を通します。
赤を、そのまま白の下にくぐらせて……
白の本体を巻き込むようにターンさせましょう。
赤の先端を、赤自身と白の輪のすき間に入れます。
それぞれのロープを引っ張り……
完成です! 解けにくくて強度がある、しっかりした男結びができました。
木などに結びつける際は、縄と縄の交点をしっかりと押さえ続けて、緩まないようにすることがポイントです。
男性用角帯の結びにも用いられる男結び。皆さんもぜひご活用ください。