紙おむつは豊富なラインアップが魅力ですが、パッケージだけでは違いがわかりにくく、どれが赤ちゃんにとって快適なのか悩む方も少なくありません。そこでこの記事では、紙おむつの選び方やおすすめ商品、おむつと一緒に揃えたい便利グッズをご紹介します。
紙おむつにはテープタイプとパンツタイプの2種類があります。使用時期や使い方に違いがあるため確認しておきましょう。
テープタイプの紙おむつはウエスト部分をテープで固定するもので、赤ちゃんを寝かせたままおむつ替えをしやすいのが特徴です。一般的には新生児からハイハイが始まる頃まで使われます。
テープタイプは、おむつ替えのときに新しいおむつをお尻の下に敷いた状態で汚れたおむつを外すことができるため、周囲を汚しにくく、パンツタイプに比べて安価である点などが魅力です。
パンツタイプは、下着のパンツと同じようにウエスト部分から足を入れて履かせるタイプのおむつです。テープを留める必要がないので、動きが活発になってきた赤ちゃんにも手早く履かせることができます。
パンツタイムは体重4kg以降のサイズが主流なので、テープタイプでのおむつ替えが大変と感じるようになったらパンツタイプを試してみるとよいでしょう
ここでは、紙おむつを選ぶときに注目してほしいポイントを6点ご紹介します。初めて紙おむつを選ぶときは以下のポイントを踏まえながら複数の種類を試してみるのがおすすめです。
紙おむつのサイズは、主に新生児用・Sサイズ・Mサイズ・Lサイズ・ビッグサイズに分かれています。商品には体重や発育の目安が示されていますが、伸縮性や股上の深さによってもサイズ感が異なるため体重通りのものを選んでも赤ちゃんに合うとは限りません。
また、実際に履いたときのフィット感も商品ごとに違うため、初めて試すおむつは少量パックを購入し、身体への密着感を確認するようにしましょう。
おむつの吸水性は漏れにくさに関わってきます。赤ちゃんは排せつの回数が多く、動きが活発になってくると背中や脚回りから漏れてしまうこともあります。おむつを選ぶときは吸水量や吸水スピードに優れたものを選びましょう。
おむつの中はおしっこや汗で蒸れやすく、デリケートな赤ちゃんの肌にとっては負担が大きい環境です。特に敏感肌の赤ちゃんはおむつかぶれを引き起こすこともあるため、通気性がよく、蒸れにくいおむつを選びましょう。
通気性のよいおむつは、おむつを外したときに赤ちゃんのお尻がさらさらしているのでチェックしてみてください。
赤ちゃん用の紙おむつは、肌に直接当たる部分が柔らかな素材でできているものを選びましょう。ゴワゴワした硬い素材やガサガサした触り心地のものは赤ちゃんにとって不快で、肌への負担にもなります。
商品によってはデリケートな肌に優しいオーガニックコットンを使用したものや無添加の表面シートを採用したものなどもあるため、素材にこだわりたい方は試してみるとよいでしょう。
生後6カ月までの赤ちゃんは、個人差はあるものの一日当たり10~12枚のおむつを使います。紙おむつ一枚当たりのコストは20円前後なので、一カ月にかかるおむつ代は6,000円以上となり、家計にとっては負担となることもあります。
コストを抑えたい場合は、まとめ買いをしたり、ポイントやクーポンを利用したりするのもおすすめです。ただし、初めて使うおむつは赤ちゃんの肌に馴染むかが未知数なため、まずは少量ずつから試してみるようにしましょう。
低月齢のうちは一日に何度もおむつ替えをする必要があるため、おむつの取り替えやすさは重要なポイントです。テープタイプの場合には適度な粘着力のテープを、パンツタイプの場合にはサイド部分の破きやすいものを選ぶとスムーズに着脱できます。
初めて赤ちゃんに紙おむつを履かせる場合、おむつのフィット感はわかりにくいものです。ここでは、おむつがフィットしているかどうかを確認する方法を紹介しますので、参考にしてください。
テープタイプのおむつは、まず左右対称になるようにテープを留めます。このとき、ウエスト部分に指が一本入り、足回りのギャザーが隙間なくフィットしていればサイズが適切であると判断できます。
ウエスト部分に指が2本以上入ったり、足回りに隙間があったりするときはおむつが大きいのでワンサイズ小さいものを試してみましょう。反対にテープの留め位置がガイドラインより外側にあるときやギャザーが食い込んでいるときは、サイズアップする必要があります。
パンツタイプの紙おむつは、履かせたときにウエスト部分に跡が残らないこと、ギャザーが足回りにフィットしていることが適切なサイズの目安です。
足回りに隙間ができる場合には大きすぎるのでワンサイズ小さいものを試してみましょう。一方、ウエスト部分や足回りに赤く跡が残るとき、ウエスト部分でおへそが隠れないときはおむつが小さいのでサイズアップする必要があります。
紙おむつのサイズや種類を変更する時期については明確な決まりがないため迷ってしまうかもしれません。ここでは、サイズアップや種類の変更をするタイミングについて詳しく解説します。
おむつの各サイズには目安となる体重が示されていますが、赤ちゃんの体型によっては合わないこともあります。そのため、体重だけでなく、おしっこの量や体型の変化に合わせてサイズを検討することが大切です。
母乳やミルクを飲む量が増え、おしっこの量が増えてきたときや漏れることが多くなったときには、より吸水量の多い、ワンサイズ上のおむつに変更しましょう。
また、ウエスト周りや足回りに跡が付くようになったときやテープを留める位置が端になってきたときは、おむつが小さすぎるサインでもあるのでサイズアップするようにしましょう。
テープタイプからパンツタイプへの移行時期は特に決まっておらず、寝返りやハイハイ、歩き始めの頃など、ご家庭によって移行するタイミングは様々です。
基本的にテープタイプはよく動く赤ちゃんに手早く履かせることが難しいため、赤ちゃんの動きが活発になってきた頃を目安にパンツタイプを試してみるとよいでしょう。
ここではカインズで販売しているおすすめの紙おむつを7点ご紹介します。
吸収性に優れた新生児用おむつです。吸収スピードが速く、肌におしっこを寄せ付けないため、さらさら感が続きます。
また、肌に直接触れる部分が素肌と同じ弱酸性でできている点やコットンのような柔らかさと通気性を備えた素材を採用している点など、肌へのやさしさにこだわった商品です。かぶれにくさや肌へのやさしさを重視して選びたい方におすすめです。
動きが活発になってきた赤ちゃんにもぴったりフィットし、隙間漏れを防ぐパンツタイプの紙おむつです。足回りには3つのギャザーがあり動いても漏れにくいため、つかまり立ちや一人歩きを始めた赤ちゃんにおすすめです。
また、ウエストや足回りに柔らかな素材を採用することで、赤ちゃんの動きを妨げないだけでなく、お世話をする人にとっても履かせやすいおむつです。
新生児のデリケートな肌に負担を与えないよう、素材にこだわったテープタイプのおむつです。肌に触れる部分にはシアバター入りローション配合のシートを採用しています。
また、香料やパラベン、ラテックス不使用なので、生まれたばかりの赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。通気性・吸収性に優れているのでおむつかぶれが気になる赤ちゃんにもおすすめです。
吸収性・通気性に優れた大きめサイズの紙おむつです。おしっこを素早く吸収してくれるだけでなく、全面通気シートの採用により湿気をおむつの外に追い出し、肌のさらさら感を保ちます。
また、消臭機能付きの吸収体を採用している点も特徴の一つで、使用済みおむつの臭いを軽減します。
ウエストギャザー部分に空気トンネルを設けることで、おむつ内の湿気を逃す通気性に優れた紙おむつです。ふんわりとした素材を採用しており、おむつ全体が柔らかいのが特徴です。
また、ウエストギャザー部分は元の2.5倍伸びるため色々な動きにフィットして隙間漏れを防ぎます。お世話をする人にとっても履かせやすいので、動きが活発になってきた赤ちゃんにおすすめです。
ふんわりとした柔らかな素材を採用し、履き心地にこだわったパンツタイプの紙おむつです。締め付け感がないにもかかわらず、しっかりフィットするので漏れにくいのも特徴です。
また、汗で蒸れやすいウエスト部分は湿気を逃す空気トンネル、おしっこを吸収する部分には全面通気シートを採用することで、通気性が良く、蒸れにくい構造を実現しています。汗をかきやすい赤ちゃんや夏場の使用にもおすすめです。
厳選された柔らかな素材を使用することで、たくさん動いても擦れにくく身体にフィットしやすい紙おむつです。
また、お尻に触れる部分は肌と同じ弱酸性の素材を使用しているほか、吸収性や通気性にも優れています。赤ちゃんの肌に負担がかかりにくいおむつをお探しの方におすすめです。
おむつ替えをするときは、おむつだけでなく、おしりを拭くものやおむつを捨てるスペースが必要になります。ここでは、おむつ替えの際にあると便利なグッズをご紹介します。
捨てたおむつをゴミ袋に移しやすい、中バケツ付きのゴミ箱です。ふた裏にはパッキンが付いており、バックルでしっかりふたを閉めることができるため、臭い漏れを防ぐことができます。
また、本体には抗菌加工が施されているため、使用済みおむつを衛生的に管理したい方におすすめです。
パンツタイプの紙おむつに取り付ける吸収ライナーです。通気性がよく、肌に直接触れる部分が柔らかな素材でできているのが特徴です。
少量のおしっこであれば素早く吸収して漏らさないため、おむつ替えはライナーを交換するだけで済みます。お出かけ先で手早くおむつ替えを済ませたい場合や紙おむつの消費を減らしたい場合におすすめです。
使用後にトイレに流すことができるおしりふきです。99.9%が純水でできており、保湿成分であるヒアルロン酸も配合されているため、肌を労わりながら身体を清潔に保つことができます。
また、アルコールやパラベン、香料不使用で赤ちゃんの肌に負担をかけにくく、敏感肌の赤ちゃんにもおすすめです。
赤ちゃん用紙おむつを選ぶときは、発育に合ったサイズと種類を検討しましょう。その上で、まずは色々なおむつを試し、吸水性や通気性、素材、コストなどを確認していきます。
赤ちゃんによっては肌に合わないこともあるので、継続したいおむつが見つかるまでは少量パックや試供品を活用することをおすすめします。
赤ちゃんに合うおむつが見つかったら、サイズアップやパンツタイプへの移行のタイミングを見計らいつつ、日々の成長をゆっくりと見守っていきましょう。