よろい結びは、ロープの途中に輪を作るための結び方です。
S字フックなどを使って物を提げることができるので、例えばアウトドアでは、懐中電灯などの小物をぶら下げるなどの用途があります。
結ぶのもほどくのも簡単ですが、強い力には弱いため、クライミングなどには不向きな結び方です。
よろい結びは、剣道の胴を付けるときの結び方のひとつとして使われていて、鎧に関する結び方であることが名前の由来とされています(諸説あり)。
もともとは大砲を固定するのに使われていた結び方であり、砲兵結びという別名もあります。
まずは、ロープの途中に輪を作ります。
輪の右下を、ロープの元に交差させましょう。
輪の上の部分を隙間に通しましょう。
隙間に通した部分を下に引っ張って……
ロープ両端を引いて、結び目を締めると……
完成です! 左右に強い力が加わると、結び目が崩れやすいので注意してください。
輪にカラビナなどを繋ぐと、さらに便利に使用できるよろい結び。キャンプなどのアウトドアで活躍する場面も多いので、皆さんもぜひ試してみてください。